梅の楽しみ方
この時に「もうどーでもいいやって気持ち」で仕込んでいた梅。
相変わらず、そんなに愛情は湧いていない。
シワシワになっている、梅酒の中の梅。
私は梅酒に漬かった梅を食べないし、これで良い。
まんまるよりも、しわしわの方が見ようによってはグロテスクで、私らしい気もする。
好きなものは丁寧に丁寧に作りたいけど梅にそこまで情熱を傾けられずにいる。
栗の皮を剥くこと、土筆の袴を剥ぐこと、たくさんの生姜を千切りにすること、そのあたりの作業は苦にならないけど、梅のことはどうしても、どうしても。
嫌いじゃないけど、自分で手間をかけて仕込む程は好きじゃない。
美味しい梅干しを買ってきて、ちょっと食べればそれで満足だし。
梅酒も同様。
梅酒を仕込むならなら何かもっと違うお酒を仕込みたい・・・*1
でも、こうやって中途半端にプカプカ浮いてたりする梅を見るのは好き。
前も書いたけど梅干しの土用干しの様子も好きだし。
私にとって梅は見て楽しむものかもしれない。花も実も。
食べるのはおまけかな。
でもこの梅酒が何年かしてもしかしてものすごく美味しくなったらどうしよう。
梅酒のこと大好きになって、毎年梅酒を仕込んでおかなかった自分を呪う様な事態になったら・・・。
こういう妄想も含め梅の楽しみ方かもしれない。(ポジティブ)
ちなみにカリカリ梅は、世にもすっぱい梅干になった。
食べられる気がしない。
*1:そうだ、違うの漬けよう。