生活を書く

暇にまかせて。

デイサービス

 

話は一ヶ月と少し前に遡る。

 

 

 

 

朝十時頃、私がダイニングの隣の部屋でパソコンをいじっていたら、おばあちゃん(義祖母)の気配を背中に感じた。

 

ん〜?

 

と思って振り返ると、

 

 

血まみれ!!!!!!!!

 

 

おばあちゃんが頭から血をダラダラ流しながら、こっちを見ていた。

顔、血まみれ!!!

 

超慌てる私。

 

ギャー!!おばあちゃんが大変!!!!!!

 

とか何とか大声で言いながら(あんまり覚えてない)別室に居たいのっちにもヘルプ!!

 

急いでタオルを取ってきて止血・・・止血・・・止血しようにも、髪の毛も血でべったりで、傷口がわからない!!

 

その間にいのっちが救急車を呼んで、けれども無情にも血はドクドクと・・・

 

バスタオルも床も血まみれで、マジでもうダメかと思った。(私、半べそ)

 

 

でもすぐに救急車が来て、顔に付いた血を拭いてくれて、処置してくれた。

おばあちゃんは意外にも、動けない・・・とか、そういうわけでもなく、いつも通り(ふらつきはあるものの)トイレ(一応私も付き添った)に行ってから、救急車に乗り込んだ。

 

 

 

病院に着いたら、医療用ホッチキスで、三針留めてもらって、終了。

しかし医療用ホッチキスって、留めてあるの見るとギョッとする。

ホッチキスじゃん・・・って。

いやホッチキスだからホッチキスで良いんだけど。

 

 

 

 

 

 

そしておばあちゃんは今も元気にしている。

 

 

どうやら、前屈姿勢で草むしりをしていて、そのまま脳天から駐車場と花壇の境のレンガ(的な石)に頭突きをしたらしい。

 

その頭突き現場から、裏口、ダイニングまで、血痕がポトポトと付いていて、お義母さんといのっちと三人で、一生懸命掃除した。

ダイニングは特に大変で、ポトポトどころの騒ぎではなかったけど。

 

おばあちゃんが運ばれ後に家の中に入ったお義母さんは、部屋を見て、これはもう入院だ!と、思ったと言っていた。

 

 

そして、お義母さんと入れ違いで、近くに住む親戚が来ていて、裏口の前に柿を置いていってくれていた。

 

その親戚から、夕方、電話があり

 

 

今日、柿を置いといたんですが・・・あの・・・裏口まで血がポトポト続いてて・・・裏口のドアノブにも血がべったりと付いてたんですが・・・

 

 

と、めっちゃ不安そうに言われた。

そりゃそうなりますよね。

まず、うちは誰も居ないって状況がありえないし、その上血痕があったら・・・。

 

 

頭を怪我すると血がたくさん出るって、聞いてはいたけど、あれほどまでとは。

 

 外傷だけで済んだ(まだ安心はできないけど)から、良かったけど、あのままどうにかなっていたらと思うと、本当に恐ろしい。

 

あと、絶対、血まみれの顔のおばあちゃんが夢に出てくると思う。

それも恐ろしい。

今生きていてくれるから、こんなことも言えるんだけど。

 

 

 

 

転ぶ前は、「運動はしないんじゃ」と 、頑なに言っていたおばあちゃん。

今では毎日、家族の誰かと一緒に散歩に行っている。

散歩開始する前も、すっごいごねて、説得大変だったけど。

最近は「歩けるようになってきて嬉しい」と、散歩に行くのを楽しみにしている。

 

 

 

とは言っても、まだやっぱり足元はしっかり!というわけではないので、逐一おばあちゃんを見守り隊してる。

 

けど、だいぶ足取りは良くなってきたかなぁ。

 

 

そして明日(27日)は、初のデイサービス。

 

これまた、中々話が進まなかったんだけど、私の帰省中、おばあちゃんを見守れる人がいないってのもどうするのか問題とかもあり、何とかまとまった。

 

 

そしておばあちゃんも、行く気になってくれている。(ここ大事) 

 

気分転換になってくれればいいなぁ、と思う。

 

 

 

 

 

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