生活を書く

暇にまかせて。

手持ち花火

 

平成最後の夏はどうやって過ごそうか。

海に行って波と遊んだり、浜で落書きしたり、帰りに美味しい魚を食べて、山に行って滝を見たり、早起きしてカブトムシを捕まえたり、打ち上げ花火を見に行って屋台でトウモロコシやイカ、手羽先餃子を食べたり。

そんな夏になると良いな、たくさん楽しいことをしたいな、と思っていた。

それに、私は何歳の時に何をしたかをすぐ忘れてしまうけど「平成最後の夏」をどんな風に過ごしたかなら覚えていることが出来そうだし。

 

 

夏のはじまりはそんなことを考えていた。

 

 しかし。

 

連日の猛暑に次ぐ猛暑に耐えることが出来ず。

 

何もしてね〜〜〜〜〜〜〜〜!

 

と、心の中で叫んだのが八月も半ばに差し掛かる頃。

そんな中、いのっちは溜まりに溜まったフラストレーションを、手持ち花火(線香花火)で発散することに決めたらしかった。

私のリクエストも受け付けてくれた(送料対策という話も)ので、好きなものをねだっておいた。

手持ち花火良いよね、隙あらば家で出来るし。

 

数日後、結構な量の花火が送られてきた。

 

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隙の出来た涼しい夕暮れに執行

以下、花火写真が続きます。

 

手持ちの前に

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「幸福燈」という花火

 

私はこうやって吊り下げる花火が大好きなのです。

 

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終わった後もしばらく回り続けているのが何となく良い

同じくらい好きなのは、パラシュート。発注してもらおうかどうしようか迷ったけど、家の周りにたくさん家が建ってしまってパラシュートが回収出来ない可能性が高いので見送り。

 

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噴出花火「黄金樹」

 いのっちはこういうのが好きらしく、写真も撮らず嬉しそうに眺めていた。

私は噴出花火って、ドラゴンくらいしか知らないなぁ。

二十歳過ぎてからの数年は夏の間何度も地元の友達と、良くバーベキューからの花火をしたけど、ドラゴンは毎回何個も買っていた記憶がある。

懐かしい。

 

 

そして手持ち。

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私がリクエストした鬼太郎のからくり花火

「花火が終わると何かが起こる・・・」めちゃくちゃ楽しみに花火をしたんだけど、特に何も起こらず。

え???と思って燃え尽きた鬼太郎を振ってみると

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出た

父上登場。 

たぶん、もっと下向きにしてたら重みで自然に目玉おやじ*1が出てきてたのではないかと。

ほとんど真横に花火してた気がする。

 

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にこにこスパーク

袋ににこにこマークが書いてあるんだけど、袋から出したら全くにこにこではない。

 

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二手に分かれ、最後はまたひとつになる


今思ったんだけど「にこにこ」って「二個二個」って意味だったのかも。

この花火はいのっちが「おかだんごが好きそうだと思って」と、買っておいてくれたものなんだけど、見た瞬間「子供の頃からこういう二手に分かれる花火の意味がわからなかった」と言ってしまい、しょんぼりさせてしまった。

いまだに意味はわからないけど綺麗だった。
 

 

 次は私のリクエスト。

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魚釣り

 去年、実家に帰った時に六年ぶりくらいに父親と魚釣りに行った。

私は子供の頃から、一度も船酔い(小さなモーターボートでも)したことがなかったのに初めて酔った。

二日前に長時間運転した疲れ、愛車がレッカーされた悲しみ、そして寝不足が重なって酔ってしまった気がする。

しかも、ぼうず。初のぼうず。

 

 

その恨みを晴らす時が来た。

 

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鯛(っぽい魚)だぜ!!!

最初から竿に付いているという安心感!!!

 

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 今度実家に帰ったらまた連れて行ってもらいましょうね。

 

その後は吹き出し花火をしたり 

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色がどんどん変化するのも楽しいよね

 

いのっちの好きな線香花火をしたり。

 

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↑は和紙を撚って作ってある関東タイプ

 

↓は藁に火薬がついている関西タイプ

 

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関西タイプ、はじめからめちゃくちゃ落ちそう・・・

 

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と、思ったらやっぱりすぐ落ちたーーーーーー!!!

火花を散らしながら落ちてゆく火の玉・・・。

 

 

知ってました?関西タイプの線香花火って、上向き45°にして遊ぶんですね。

花火を終えて家の中に入って、余ってる花火を眺めてる時に、箱の中に入っていた説明の紙を見て知りました。

暗いところで開封し説明を読まずに、半分近くの量を下向き45°で消費してしまった。

道理で火の玉が落ちまくるはずだYO!涙
 

 

そんな学びを得て、一日目の花火終了しました。

 

翌日。

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美しい三日月の夕暮れです。

 

関西風線香花火を試したいところをぐっと抑え、やっぱり吊るす花火から。
 

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「鳥籠」という花火

これは鳥籠というだけあって、おそらく中には鳥が現れることでしょう。わくわく。

と、思っていたら数秒後。

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火花が止まった

???
 えーっと、失敗しました。

鳥、現れず。

仕方ないので次。

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前日に引き続き色んな線香花火。

 

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関西風も、上むきにしたら比較的落ちずに出来た。

ちゃんと説明を読みましょうね…。

 

ところで私は子供の頃、花火終了後に集めたパラシュートや吊り花火の燃え殻を愛でていました。

「せっかく集めた色とりどりのパラシュート」

「綺麗な火花を散らせた後、所々焦げた細工のしてある立体物」

 全く捨てられない。

今も何となく捨てられなくて、ライトに吊るしてある。。。

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「鳥籠」は失敗したので火薬が残っているし、開かなかったので無理やり鳥を出現させた。

 

子供の頃はどのタイミングで捨てたんだろう。

捨てたことを覚えてないので、家族の誰かが捨ててたのかな。

埃が気になったら捨てようと思います。(決めておかないといつまでも捨てられない気がする)

 

  


いのっちはいのっちで記事を書いていますので、良かったらご覧くださいませ〜。

uradango.hatenablog.com

 

 

今年の夏はもう何もせずに終わるかも、と思っていたけど、いのっちと手持ち花火をしたのは初めてだったし、それだけで何だか満足かも。

 もうちょっと涼しくなったら、もう一回くらいしたいな。

 


 

*1:私はずっと「目玉のおやじ」って呼んでたんだけど「目玉おやじ」なんですね

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